FX会社選定からポジション決済までを順に紹介しています。
FX会社を選ぶ
少額での取引は可能か?
初心者にとって重要なのは、少額から取引可能かどうかです。
国内の多くのFX会社では、1000通貨または10000通貨が最低取引可能単位となっています。少額から始めるには1000通貨取引が可能なFX会社を選択することをおすすめします。
※1000通貨でも10000通貨でもその後取引に差はありません。あくまで少額から取引可能かどうかの違いとなっています。
取引コスト(手数料)は安いか?
今後、取引を行っていくなかで気にしていかなくてはならないのは取引コスト(手数料)です。業界用語ではスプレッドと言います。
スプレッドは各FX会社で違いがあります。例えば、米ドル/円をメインに取引していきたいのであれば米ドル/円のスプレッドの低いFX会社を選ぶことをおすすめします。
取引ツールは充実しているか?
FX会社によって取引ツールは様々です。例えば、チャート分析を重要視したい方であればトレンドラインやオシレーターが多いFX会社を選ぶべきです。
スマホで取引を行いたいのであればそのFX会社はスマホ用取引アプリがあるのかも確認しておくといいでしょう。
キャンペーンなどの情報発信は充実しているか?
取引に直接は関係ありませんが、口座開設プレゼント企画やキャッシュバックなどといったキャンペーンの多いFX会社も選択肢の1つに入れてみてもいいかもしれません。
FX会社の口座を開設する
口座開設の申し込み
口座開設したいFX会社のサイトを開き、「口座開設」を開くと個人情報の入力欄が出てきますので入力します。
本人確認書類・マイナンバー書類の送付
本人確認書類やマイナンバー確認書類を用意し、提出します。提出方法は「スマホで本人確認」や「郵送」などいくつかありますが、スマホで本人確認することをおすすめします。
「スマホで本人確認」を選択するとスマホのカメラで本人確認書類と顔写真を撮影するだけで本人確認を完了し、FX会社によって差はありますが最短で当日に口座開設が完了します。
口座開設完了
審査が完了し、メールまたは郵便で口座開設完了通知が届くと書類やメールに口座へのログイン用IDやパスワードが記載されているので、確認しログインしましょう。
FX会社の口座に保証金を入金する
口座にログインしたら、次は取引する為に必要な証拠金をFX口座へ入金します。
入金方法は「クイック入金」と「銀行振込入金」の2種類があります。
おすすめ「クイック入金」で理由は振込手数料が無料だからです。
クイック入金
入金方法はマイページ内の入出金・振込画面(※FX会社によって表記が違う場合有)の「クイック入金」を選択し、入金手続きをします。
入金操作後は原則、即日FX口座に反映されます。
※クイック入金は各銀行が運営するインターネットバンキングを利用して行うため、インターネットバンキングの無い銀行は利用できません。また、FX会社が登録している銀行でない場合でも入金は不可となっていますので、事前に利用が可能か確認をおすすめします。
銀行振込入金
銀行振込の入金方法は、銀行窓口かATMでFX会社が指定している振込口座へ入金となります。
入金後、入金処理を行うのでFX口座への反映はFX会社によって差はあります。
取引する通貨を決める
取引をするにあたり、取引したい通貨ペアを決めます。
通貨ペアは数10種類ありますが、初めはスプレッドの低い通貨ペアにすることをおすすめします。
FX初心者は米ドル/円またはユーロ/円での取引がおすすめ
FXでの取引量の多いメジャーな通貨ペアと言えば、「米ドル/円」「ユーロ/円」「英ポンド/円」です。
その中でも初心者の場合は「米ドル/円」を選択しておけば間違いないでしょう。
注文を行う
取引したい通貨ペアを決めたら、注文を出します。注文方法は「成行注文」「指値注文」「ストップ注文」の3種類があります。初心者の場合は「成行注文」でいいと思いますが、出来れば早めに「ストップ注文」を使いこなせるようになることをおすすめします。
成行注文とは?
成行注文とは、現在のレート(価格)で注文をする方法です。注文後すぐに成立(約定)しますが、売買したレートと実際のポジションレートに少しずれ(スリッページ)が発生する場合があります。
成行注文の方法を説明します。
まずは新規注文の「成行」を選択、最後に注文数量を決め「買い」か「売り」を選択。
スリッページの原因
注文から約定するまでの間に相場が激しく変動していると発生しやすくなります。
指値注文とは?
指値注文とは、あらかじめ売買したいレートを入力しておき、そのレートになったら注文するといった注文方法です。
設定しておけば後は自動的に注文してくれるの相場を常に監視していなくて済みます。
「買い」の場合の注文方法を説明します。
まずは新規注文の「指値・逆指値」を選択、次に「買い」を選択、次に執行条件を「指値」か「逆指値」を選択(※買いの場合は指値がおすすめ)、次に注文数量を決める、最後に注文価格を入力。
指値・逆指値とは?
指値は指定した価格以下で売買したい場合の注文方法。
逆指値は指値とは逆で、指定した価格以上で売買したい場合の注文方法。
ストップ注文とは?
ストップ注文とは、現在のレートよりも不利なレートを注文する方法です。
ストップ注文には「OCO注文」「IFD注文」「IFO注文」の3種類がありますが、「IFO注文」をおすすめします。どれも主に損切ラインを設定したい場合に利用します。いずれも注文から決済までを自動的に行ってくれます。最も覚えておきたい注文方法です。
「買い」場合の「IFO注文」の注文方法を説明します。
まずは新規注文の「IFO」を選択、次に新規注文欄を「買い」、「指値」を選択し注文価格を入力。
次に決済注文欄の「指値価格」(利益確定額)を入力、最後に「逆指値価格」(損失額)を入力。
IFO注文とは?
IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
新規注文と同時に、利益確定と損切りを設定しておくことができます。
保有しているポジションを決済する
新規注文後、損益を確定させるには注文とは逆の注文をする必要があります。
例えば、「買い」の場合を「売り」を注文することで決済が完了します。その逆も然りです。
前項で説明した「IFO」注文をしていれば、決済は気にする必要はありません。
最後に
FXは投資です。資金管理を慎重に行い、自己責任でお願い致します。
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